読書日記 気分上々
私は、森絵都さんの「気分上々」を読みました。
この本は9つの短編でできています。
この本は、大体心温まる話でできています。
(なぜ大体なのかというと、判定が難しい考え方もある話があったためです)
国籍、セクシャル、宗教…
現代のいろんな考えを持つ人たちの愛の形を垣間見ることができます。
この中で、私が1番気になった話は「17レボリューション」という話です。
千春は高校生になってそうそう異性関係でうまくいかなく、その理由はつきあう相手を選んでいなかったからと考えたのです。
だから、親友のイヅモと絶交してまで自分改革をしていくのです。
そうして自分改革を進めていくうちに、自身の価値観を見つけ、本当に大切なものを見つけるという話です。
私は、この話を読んで自身のことについて考えずにはいられませんでした。
私は千春のような行動力はありませんから、つきあう相手を選ぶことを重点に置いた友達関係はどうなっていくのか純粋に気になりました。
千春は、「イキのいいやつ」をつきあう相手に選びました。
その結果、毎日明るいし楽しい。
しかし、気を遣ってばかりで無理をする関係になってしまいました。
私は、やっぱりそうなんだなと思います。
ビジネス本では、つきあう相手を選んだ方がいいだの、人脈を増やすだの言っています。
しかし、それはあくまでビジネスの関係であって真の友達を作るに置いては逆なのだと思います。
選択するというよりは、一択の考え方(他に選択肢がないこと)なのだと思います。
ロマンチックにいうなら、運命でしょうか 笑
私はクラス替えになると、理性を解放させ誰とでも話せるようなメンタルで挑みます。
そして、皆んなも最初の友達を探しているため少々距離は感じるものの友達はできます。
しかし、それは最初だけです。
大体、そこからの友達の方がうまくいきやすかったり、たまたま話した相手と意気投合して毎日一緒にいたりしています。
つまり、私はクラス替えの時は友達を選んでしまっていたのでしょう。
だから、長続きもしなく深い仲にはなりません。
そして、一択=運命とするなら偶然出会った子と深い仲になることができたのでしょう。
私は、異性関係や事件に巻き込まれることはなかったので千春のように深く考えることはありませんでしたが、クラス替えなどの経験によって私なりの価値観が出来上がっていたのだと思います。
それは、言葉にするような形にはまったものではなく、水蒸気のようにうっすらしか見えなく漂い変化していくものだと思います。
なので、説明できない運命とか縁と呼ぶのが正しいと思います。
私には、千春ほど極端な考えをすることはできません。
しかし、人は成功して学ぶより失敗して学びます。
ということは、極端な人間は大きな失敗をしやすい分、大きな成長を得ることができるということです。
そういう意味では、千春のように極端な人間になる努力を私はもっとするべきなのだと思います。
なので、私は極端になるというのは難しいと思ったので、まず失敗する勇気をまず持ちたいと思います。
そして物事に対して逃げ越しにならず、極端とも言えるくらい突き詰めていきたいと思います。
でも何より今ある運命、縁を大切にしていきたいと思いました。
皆さんもこれを読んで今ある運命、縁について少し考えてみてはいかがでしょうか。
今回はここまでにします。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
初めて読書日記を書いてみましたがどうでしたでしょうか。
皆さんと本の面白さを共有したくて始めたのですがこの本の魅力について少しでもわかっていただけたでしょうか。
不安ですが、温かい目で読んでいただけると嬉しいです。
あなたの日常が少しでも幸せだと感じられるように。
また次の機会に。